『時すでにおスシ?!』第5話を見終わって、今回は特に「人生の途中にいる人たち」の姿が胸に沁みた。
新しい環境に飛び込んだ息子。
子育てを終え、これからを模索する母。
夢と現実の間で揺れる若者たち。
誰もが「ちゃんと決まっている人」ではなくて、
迷いながら、それでも前に進こうとしている。
そんな空気感が、とても優しかった回だった。
“母親の五月病”というテーマがリアルすぎた
今回、特に印象的だったのは、
みなと(永作博美)と息子・渚(中沢元紀)の関係。
これまで息子を大切に育て、
期待をかけ、
人生の中心にしてきた母親が、
息子の独立によって“自分のこれから”に向き合わざるを得なくなる。
これ、ものすごくリアルだと思った。
しかも渚自身も、
新入社員として働き始めたものの、
理想通りにはいかず、
社会の壁にぶつかっている。
母も不安。
息子も不安。
お互いを思っているのに、
距離感が少しずつ変わっていく苦しさ。
「親離れ」「子離れ」って、
一瞬で完了するものじゃないんだなぁと感じた。
第6話では、
この親子がどう向き合っていくのか本当に楽しみ。
海弥(松山ケンイチ)、いい人すぎる問題
そして今回も、
大江戸海弥(松山ケンイチ)が最高だった。
もう、この人、
“職人気質で不器用”というより、
根っこの部分がめちゃくちゃ優しい。
蒼斗(山時聡真)の祖父であり、
寿司職人でもあるでんでんさんのお寿司を食べた時。
自分も一流の寿司職人なのに、
変なプライドを見せることなく、
素直に「これはうまい!」って称賛する姿が本当に素敵だった。
しかも、
でんでんさんの仕事を手伝う時も、
ちゃんと指示に従う。
あの“眉間にシワ寄せながら素直に従う感じ”、
めちゃくちゃかわいかった(笑)
さらに今回は、
「新幹線のチケットをネットで買える」ことを
ドヤ顔で自慢していて爆笑。
いや、そこ自慢するんかい!っていう(笑)
そして、もはや恒例になりつつある海弥の寝言。
あれ、毎週の楽しみになってきた。
佐藤江梨子さん、突き抜けすぎて最高
今回、
佐藤江梨子さんの存在感もすごかった。
あの“トラック野郎”感、
振り切り方が完璧すぎる(笑)
でもただ豪快なだけじゃなく、
みなとを姐御みたいに慕ってる感じが、
なんだか可愛らしいんだよなぁ。
『時すでにおスシ?!』って、
こういう“濃いキャラなのに愛おしい”人物を描くのが本当に上手い。
「将来を基準に考える」という言葉が刺さった
今回、
個人的にかなり刺さったのがこの考え方。
「将来どうなりたいかを基準に考える」
未来から逆算して、
今どう動くべきかを考える。
シンプルだけど、
すごく大事な視点だと思った。
日々って、
どうしても「今の不安」や「目先の問題」に引っ張られがちだけど、
“将来の自分”を基準にすると、
見える景色が変わる。
しかもこれ、
ドラマの中だけの話じゃなく、
今すぐ実践できる考え方なんだよなぁ。
見ながら、
「自分なら、どうなりたい?」
って自然に考えていた。
“前向きな未定”という言葉が優しかった
でも同時に、
将来がハッキリ決まっていなくてもいい。
そのことを、
このドラマはちゃんと肯定してくれる。
進路指導でのみなとの答えだった、
「前向きな未定」
という言葉。
これ、すごく好きだった。
まだ決まっていない。
でも、止まっているわけじゃない。
迷いながらでも、
前を向いている。
そんなニュアンスがあって、
すごく優しい言葉だと思った。
「ちゃんと決めなきゃ」
「正解を出さなきゃ」
って焦りがちな人ほど、
救われる言葉かもしれない。
みなとと海弥、ぜひ結ばれてほしい…!そして最後。
ひょんなことから、
同じ部屋で一夜を過ごすことになった
みなとと海弥。
いやもう、
空気感が良すぎる。
恋愛を前面に押し出してるわけじゃないのに、
少しずつ距離が縮まっていく感じが、
ものすごく自然で心地いい。
この二人、
ぜひ結ばれる方向に進んでほしいなぁ。
…まぁ、
“前向きな未定”でもあるんだけど(笑)
『時すでにおスシ?!』第5話感想まとめ
第5話は、
- 親子それぞれの葛藤
- 将来への不安
- 人生の再スタート
- “決まっていなくても前を向く”こと
そんなテーマが、
優しく描かれた回だった。
そしてその中に、
海弥のかわいさや、
濃すぎるキャラクターたちの笑いもちゃんとある。
だからこのドラマ、
重くなりすぎず、
でもちゃんと心に残るんだよなぁ。
第6話では、
みなとと渚の関係がどう動くのか、
そして海弥との距離感がどう変化するのか、
今から楽しみです。

